AIが売り上げ予測

 サイゼリヤとNTTドコモは11月19日、人工知能(AI)が飲食店の売り上げを予測する実証実験を11月30日から来年3月末まで都内のサイゼリヤ数店舗で実施すると発表した。

 人口統計データや気象情報などをAIが分析し、売り上げ予測を行う。人口統計データは、ドコモの基地局情報を活用することでリアルタイムの人口が把握できる「近未来人数予測」と呼ばれる技術を活用して推計し算出する。これにより、リアルタイムの1時間ごとの売り上げ予測が可能になるという。リアルタイムのデータを活用するため、天候や店舗近隣のイベント開催などによる突発的な需要変動にも対応できるとしている。

 予測結果を基に店舗従業員のシフト管理に活用してもらう考えだ。1時間ごとの売り上げ予測を、店舗に配備されたタブレット端末に配信する。直近の売り上げ予測の値が数週間前に予測された値から一定以上ずれた場合は、店舗のタブレット端末に通知するシステムを備える。これにより店舗従業員に事前準備を促し、店舗オペレーションの効率向上と機会損失の低減を狙う。

 実証実験に先立ち、都内のサイゼリヤ6店舗で実験を実施した。6店舗の売り上げ実績との比較で、サイゼリヤがこれまで実施してきた手法による売り上げ予測との誤差と、AIによる売り上げ予測との誤差を比べたところ、天候やイベント開催などによる突発的な需要変動があった時間帯において、AIによる売り上げ予測の方が誤差が25%小さかったという。