肌着中心の衣料品店出店でユニクロなどに対抗

 イオンの衣料品事業改革が着実に進んでいる。不振が続く衣料品事業のテコ入れとして、新たに肌着を中心とした衣料品店「インナーカジュアル(iC)」を立ち上げ、イオンリテールが展開する店舗内で出店を始めた。専門店を展開することで専門性を訴求したい考えだ。

 10月20日にイオン船橋店(千葉県船橋市)にiCの1号店を出したのを皮切りに出店を進めている。プライベートブランド(PB)の肌着のほか、カジュアル衣料品や他社商品も扱う。11月9日にグランドオープンしたイオンスタイル津南(三重県津市)にも出店した。

 PBの肌着「トップバリュ ピースフィット」は高い機能性が特徴だ。今秋から「極ふわっと」シリーズの展開を始めた。空気を含んだ「エアリー紡績糸」を使うことで、ふわっと包み込まれるような着心地を実現したという。また、「保温」「接触温感」「吸放湿性」「静電気防止」の4つの機能を備えているという。

 「トップバリュ ピースフィット」は他に、保湿成分が含まれた糸で作られ保温性に優れた「しっとりなめらかあたたかい」シリーズやストレッチ素材を使い裏地が起毛素材で保温性に優れた「動きやすくあたたかい」シリーズ、裏地が綿素材で厚地で保温性に優れた「肌側が綿であたたかい厚地」シリーズがある。

 イオンは不振が続く総合スーパー(GMS)事業の改革を進めており、その一環として衣料品部門を抜本的に見直す方針を示している。専門会社化を進めたり衣料品専門店を出店するなどして衣料品部門の専門性を高め、「ユニクロ」など衣料品専門店に対抗したい考えだ。まずは肌着から攻略を進める。

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