経営統合で売上高約6兆円の石油元売り会社が誕生

 石油元売り2位の出光興産と4位の昭和シェル石油は12月18日、それぞれ臨時株主総会を開き、来年4月の経営統合を正式に決めた。出光創業家の反対で経営統合の基本合意から約3年半が経過。当初計画から大幅に遅れたが、今回、創業家が賛成に転じ、統合が正式に決まった。

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 新会社の売上高は約6兆円。再編で先手を打った最大手で売上高10兆円のJXTGホールディングスに次ぐ。石油元売り業界は2強体制となる。

 出光株を昭和シェルの株主に割り当てる株式交換により、出光が昭和シェルを完全子会社化する。

 経営統合の背景には国内の石油の需要減少がある。少子化やエコカーの普及で需要は年2~3%ずつ減り、それに伴い全国の給油所は減っている。出光と昭和シェルは統合を機に、成長路線への転換を図る。