全体では値上げの色が濃い

 ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)は1月10日、需給状況に応じてチケット料金を変える「変動価格制」を始めた。閑散期にあたる同日から31日までは1日入場券(12歳以上)を直近の7900円より500円安い7400円にした。繁忙期と閑散期の混雑の差を縮小し、顧客満足度を高める。

 中国の春節(旧正月)など中国からの旅行者が増える2月1日~3月22日は変動価格制導入前と比べて300円高い8200円となる。春休みシーズンの3月23~31日は800円高い8700円になる。4月1~8日は8200円に下がり、9~10日はさらに下がって7400円となる。基本的に入場料は3カ月前にわかる。値下げ幅より値上げ幅が大きく、全体では値上げの色が濃い

 変動価格制へ移行したのは、価格帯の引き上げを容易にしたい思惑もありそうだ。従来の一律の価格設定では値上げした場合に値上げ幅が明確に現れるため、値上がり感が強く出てしまう。一方、変動価格制の場合、時期などによって価格が異なるため、今回のように全体的に価格帯が上がったとしても、それぞれの時期の価格変動を把握することが難しく、値上がり感がそれほど強く出ない。

USJは2018年まで9年連続でチケット料金を値上げしてきた。それでも年間入場者数は増加傾向にあり、価格帯を引き上げても入場者数を確保できると見ているようだ。

(参考記事:USJ、入場料で変動価格制導入へ。来年1月から