ニトリ会長「人材育成が追いつかず」

 2月6日付どうしん電子版(北海道新聞)は〈家具・インテリア製造小売り最大手、ニトリホールディングス(HD、札幌)の似鳥昭雄会長兼CEO(最高経営責任者)が東京都内で北海道新聞のインタビューに答え、海外事業の柱に据える中国で「2022年までに100店」と掲げる出店目標について、「人材育成が追いつかないなどの問題があった。白紙に戻す」と述べ、計画をいったん見直す考えを示した〉と報じた。

 ニトリHDは当初、19年2月期に中国に20店出店し、44店にする計画だった。だが、〈現在は7店舗少ない計37店舗にとどまっている〉(同記事)という。

 ニトリHDは13~22年の10カ年テーマに「グローバル化と事業領域の拡大」を掲げ、そこに至る戦略として、18~20年は「海外高速出店と成長軌道の確立」、21~22年は「グローバルチェーン確立に向けた経営基盤再構築」を標榜し、海外展開に力を入れていく考えを示している。

 海外市場では中国が重点エリアとなる。18年11月度末時点の海外の国別店舗数は、中国33店、台湾30店、米国5店で、計68店となる。国内外の合計店舗数は563店だ。22年に国内外で「店舗数1000店、売上高1兆円」を目標とする。19年2月期の売上高の予想は6140億円を見込んでいる。

 中国での出店計画はいったん見直すが、M&A(企業の合併・買収)や異業種参入に意欲を示し、似鳥会長は〈「小売業の分野でM&Aを検討中だ」と述べ、同業他社を傘下に収めるなどして店舗数を増やすことを示唆した〉〈参入を検討する異業種分野について明言を避けたものの、「違うフォーマット、形を事業に入れることになる」と意欲をみせた〉(同記事)という。