家計部門が大きく落ち込む

 内閣府は2月8日、景気ウォッチャー調査(街角景気)の1月調査を発表した。現状の景況感を示す指数(季節調整値)は前月から1.2ポイント下がり、45.6となった。2カ月連続の低下で、節目の50を13カ月連続で下回った。

 内閣府は景気ウォッチャー調査の基調判断を「緩やかな回復基調が続いているものの、一服感がみられる」と前月から据え置いた。先行きは「海外情勢などに対する懸念もある一方、改元や大型連休などへの期待がみられる」とした。

 指数の内訳では、企業・雇用の2部門が改善したものの、家計部門が大きく落ち込んだ。「化粧品がこれまでの2けた成長から失速し、前年比で103~105%にとどまったほか、防寒系の靴や雑貨、婦人衣料も90%台後半と、前年の水準に届いていない」(近畿の百貨店)との声があった。「暖冬の影響で防寒衣料の動きが鈍く、処分に苦労している」(東北の衣料品専門店)などとして、ビジネス環境が徐々に悪化しているとの見方があった。

 2~3カ月後の景気を占う指数は49.4と前月から1.5ポイント上回った。上昇は2カ月ぶりとなる。「消費税増税前の駆け込み需要に加えて、 皇太子殿下の御即位や10連休に伴う特需が期待できる」(北海道の旅行代理店)などとして、観光関連企業や小売りなどで、10連休となる大型連休に期待する声が多かった。

 ステーキチェーン「いきなり!ステーキ」の苦戦が続いている。既存店売上高は8月まで17カ月連続で前年割れだ。直近決算では大幅減益となった。苦戦の理由として「家族連れに好かれていない」ことが挙げられる。それはなぜか?