1100店超で対応

 松屋フーズホールディングス(HD)は2月19日から牛丼店「松屋」、とんかつ店「松のや」などほぼ全店で5種類のQRコード決済への対応を始めた。

 対応したのは、「ペイペイ」「LINEペイ」「楽天ペイ」「微信支付(ウィーチャットペイ)」「支付宝(アリペイ)」の5種類。店頭の券売機でQRコードを読み取る仕組み。紐づけられたクレジットカードや事前にチャージした電子マネーなどで代金の支払いが可能となる。以前から「Suica(スイカ)」など交通系ICカードに対応していたが、クレジットカードなどを含め、キャッシュレス決済の対応を広げる。

 松屋フーズHDは、〈2019年度にも事前注文アプリに決済機能を加える計画〉(2月22日付日経MJ)だという。キャッシュレス決済と合わせて店舗運営を効率化する。

 牛丼チェーンによるキャッシュレス決済を巡っては、吉野家HDが18年12月に「吉野家」で電子決済アプリ「オリガミペイ」に対応した。既に対応済みの交通系ICカードでの決済と合わせて利便性を高める狙いがある。

 定食店「大戸屋ごはん処」を展開する大戸屋ホールディングスが岐路に立たされている。同社は5月25日、2020年3月期連結決算の最終損益が11億円の赤字(前期は5500万円の黒字)に転落したと発表した。合わせて、今期(21年3月期)中に12店を閉鎖することも発表している。業績が厳しい状況にあるが一方で、焼肉店「牛角」などを展開するコロワイドが大戸屋の乗っ取りを画策している。大戸屋は業績の回復と乗っ取りの阻止という2つの対応に迫られている。  icon-arrow-circle-right チャンネル登録はこちら