「デパートコスメ」に参入

 ドラッグストア最大手のウエルシアホールディングス(HD)は3月16日、高級化粧品をそろえた新業態「NARCIS(ナルシス)」の1号店を商業施設のダイバーシティ東京プラザ(東京・江東)に開いた。4月上旬までに4店開き、高級化粧品市場の開拓を目指す。

 ナルシスでは「ディオール」「イヴ・サンローラン」「シュウウエムラ」など国内外の高級ブランドを扱う。ドラッグストア業界では従来ほとんど扱われなかったブランドを展開することで、百貨店でカバーできない若者やファミリー層を取り込む狙い。

 〈青い制服の美容部員が接客にあたる。個別の相談にも応じ、来店客に化粧台で商品を試してもらいながら販売する。美容部員は傘下のウエルシア薬局にいた社員らで構成、各ブランドの講習会などに参加して商品知識を身につけており、接客経験の豊富な人材を登用する〉(3月15日付日経MJ)という。

 ナルシスという店名は、ギリシャ神話で、水面に映った自分自身を愛してしまった美少年「Narcissus(ナルキッソス)」に由来し、綺麗を提供する店舗にしたいという思いが込められているという。

 アパレル大手のレナウンが倒産した。同社は2020年5月15日、東京地方裁判所より民事再生手続き開始決定および管理命令を受けたと発表した。負債総額は3月31日現在で138億7900万円。今後はスポンサーを探し、事業の維持・再生に取り組む考えだ。厳しいのはレナウンだけではない。百貨店向けアパレルはどこも厳しく、オンワードホールディングスは20年2月期に国内外で約700店を閉店したが、21年2月期も約700店規模を閉店する方針だ。  icon-arrow-circle-right チャンネル登録はこちら