効率化と「おもてなし」の両立を狙う

 日本マクドナルドは4月10日から、スマートフォンで注文から決済までできる仕組みを、全国で初めて静岡県で導入した。同時に接客専門員を配置し、席まで商品を届けるサービスも合わせて始めた。注文から受け渡しまでの工程を効率化する。

 スマホのアプリで事前に注文すればレジに並ばなくても商品を受け取れる「モバイルオーダー」を静岡県内の75店に先行導入。店舗の席からの注文も可能で、テーブル番号を入力すれば店員が席まで商品を運んでくる。カウンター前の混雑解消で利用客の利便性を高め、店舗の集客力を高めたい考え。

 また、75店中60店で接客専門員を置き、席まで商品を届けるサービスを始めた。「ゲストエクスペリエンスリーダー」と呼ぶ店員を配置し、カウンターの外でメニュー選びの手伝いや席への案内も担当する。専門員を置けば人件費はかさむが、モバイルオーダーと合わせてカウンター作業の負担を軽減できる。また、接客の機会が増えることで来店客の満足度向上が期待できる。

 アパレル大手のレナウンが倒産した。同社は2020年5月15日、東京地方裁判所より民事再生手続き開始決定および管理命令を受けたと発表した。負債総額は3月31日現在で138億7900万円。今後はスポンサーを探し、事業の維持・再生に取り組む考えだ。厳しいのはレナウンだけではない。百貨店向けアパレルはどこも厳しく、オンワードホールディングスは20年2月期に国内外で約700店を閉店したが、21年2月期も約700店規模を閉店する方針だ。  icon-arrow-circle-right チャンネル登録はこちら