健康志向の消費者の取り込みを狙う

 吉野家は5月9日、RIZAPと組んで開発したコメ抜き牛丼「ライザップ牛サラダ」を発売した。コメの代わりにサラダを敷き詰める。「高たんぱく低糖質」をうたい、健康志向の消費者の取り込みを狙う。

 「ライザップ牛サラダ」(税込み540円)をさっそく試してみた。コメはなく、代わりにキャベツとレタスのサラダを敷き詰めている。その上に牛肉と鶏肉、半熟卵、ミックスビーンズ、ブロッコリーが載せてある。

 

 野菜が多く使われているのが特徴だ。両社によると、1食で1日に必要な野菜の3分の1を摂取できるという。たんぱく質は30グラムとしている。牛丼の並盛りと比べて糖質は8割カット、カロリーは3割減の430キロカロリーに抑えた。RIZAPが飲食店と共同で商品開発したのは初めてという。

 ドレッシングが付いているのでサラダにかけて食べてみた。まずまずおいしい。というか、どの食材も普通の味で、高たんぱくか低糖質の食材を器に盛り付けただけの料理といえる。ご飯がないのでやはり腹持ちはよくない。味と満腹感の観点だけで判断すると540円は高い印象がある。

 ただ、健康志向の消費者を取り込むという点では可能性を秘めた商品と言えるかもしれない。RIZAPと組んだことで健康に良さそうというイメージを強めることができるほか、話題喚起により消費者の関心を集めることが期待できそうだ。

 同商品を食べながら店内客を観察したが、女性客を中心に数人が注文していた。反応はまずまずといったところか。