合算売上高は業界トップ

 ドラッグストア大手のスギホールディングス(HD)とココカラファインは6月1日、経営統合に向けた協議を始めたと発表した。7月末をめどに基本合意書の締結を目指す。両社の合算売上高は8890億円とウエルシアHDを抜いて業界トップの規模となる。

 スギHDは中部地方を中心に1190店、ココカラは関西や関東を中心に1354店を展開する。単純合算で約2500店。

 スギHDとココカラは調剤や介護などの領域を拡充してきており、統合により調剤や介護、保健指導などのノウハウを持ち寄り、強みを強化する。また、統合によりスケールメリットを発揮し、大量仕入れによる仕入れコストの低減につなげたい考えだ。

 ココカラは4月にも、業界大手のマツモトキヨシHDと資本業務提携に向けた協議を始めると発表。1日の発表ではマツモトキヨシHDとの協議も継続するとしている。ココカラは特別委員会を設置してどちらとの連携が妥当かを判断する考えだ。一方で、3社による巨大な企業連合に発展する可能性もある。

(関連記事:マツキヨとココカラファイン、資本業務提携検討 計3000店超へ

 近年は、ウエルシアHDやツルハHDが積極的なM&A(企業の合併・買収)を実施し、規模を急拡大させている。勝ち残りに向けて、当面は、大手を中心に規模拡大競争が繰り広げられそうだ。

 くら寿司の客離れが深刻だ。2019年10月期の既存店客数は前期比6.3%減と大きく落ち込んだ。19年2月に世間を騒がせた「バイトテロ」が影響し、スシローなど競合に顧客が流出したとみられる。19年10月期連結業績もかんばしくなく、純利益は前期比27%減の37億円と大きく落ち込んだ。売上高は3%増の1361億円にとどまった。こうしたくら寿司の苦境について解説した。  icon-arrow-circle-right チャンネル登録はこちら