2カ月連続で「悪化」

 内閣府が6月7日発表した4月の景気動向指数(CI、2015年=100)速報値は、景気の現状を示す一致指数が101.9と前月から0.8ポイント上昇した。上昇は2カ月ぶり。あらかじめ決められた条件に基づいて機械的に求める基調判断は「悪化を示している」に2カ月連続で据え置いた。

 一致指数の算出に使う9つの指標中、速報段階で公表される7つのうち4つがプラスに寄与した。国内の新車販売などが好調で、耐久消費財出荷指数が2カ月ぶりのプラスとなった。中国経済減速の影響を受けていた投資財出荷指数(除輸送機械)は、アジア向けのスマホ用ディスプレーなどが回復したことで2カ月ぶりに好転した。卸売り販売額もマイナス幅が縮小し、指数の押し上げに寄与した。

 数カ月先の景気の動きを示すとされる先行指数は95.5と前月から0.2ポイント低下した。下落は2カ月連続。新設住宅着工床面積の縮小が響いた。

 景気の現状に数カ月遅れて動く遅行指数は104.6と前月から0.1ポイント上昇した。上昇は3カ月ぶり。消費者物価指数のプラス幅拡大や失業率低下が寄与した。