出店攻勢をかける方針

 宅配ピザ大手のドミノ・ピザジャパンは7月2日、国内600店舗目となる「ドミノ・ピザ銀座店」(東京・中央)をオープンした。

 同店ではオープンキッチンを設けた。ピザの製造工程を見せることで、できたて感を演出する。

 同店ではテイクアウトできるほか、店内のイートインスペースでピザを食べることもできる。

 イートインスペースの隣には「D-PIT」と呼ばれる配達用バイクのガレージを備える。店内から大きな窓を通して見ることもできる。

 店内にはデジタルサイネージを設置し、商品やキャンペーンを紹介するほか、注文商品の焼き上がり時間や待ち時間を表示する。

 ドミノ・ピザは、注文からテイクアウトで3分以内、宅配で10分以内で提供することを目指す取り組み「PROJECT 3TEN」を発表した。現在、平均21分となっている配達時間の短縮を目指す。スピード提供することで顧客の利便性を高めるほか、できたてのピザを提供することで顧客の満足感を高める狙い。

 店舗数の拡大も目指す。2025~2028年までに1000店舗にするという。店舗数を増やすことで販売を伸ばすとともに、宅配の拠点を増やすことでスピード提供を実現したい考えだ。

 さて、とある日の昼時にドミノ・ピザ銀座店を訪れた。東京メトロ・銀座一丁目駅から徒歩5分のところにある。オフィス街に立地している。

 店内にはテーブル席10席とカウンター席4席が設けられていた。スーツ姿のビジネスパーソンと思しき男性客を中心に数人が店内で飲食したり注文商品の提供を待っていたりした。

 店員は2人のみ。1人は新人のようで、レジ業務などの手際が良くない。もう1人がほぼすべてを担っていた。注文・会計からピザを作って提供するまでをその1人だけで行っていた。ピザを作りながら電話対応もしていた。

 店は円滑に回っていなかった。注文するまで5分ほど待たされ、注文してからピザの提供を受けるまでは10分ほど待たされた。待ち時間は計15分。

 私が待っている間に客の1人が待たされたことを怒って注文をキャンセルして退店する始末。怒るのも無理はないと思った。明らかに人員不足。おそらく配達員は配置できていなかったと思われる。店を開けてはいけないレベルだった。

 さて、入店から15分ほどして、注文したピザの「ドミノ・デラックス」のMサイズを受け取った。同商品は通常は税抜き1800円だが、7月2~9日までは同600円で提供。

 味はどうだろうか。なかなかおいしい。ドミノ・デラックスは、サラミの一種のペパロニやイタリアンソーセージ、マッシュルーム、チーズなどが生地に載ったピザ。できたてでおいしくいただけた。

 ただ、待ち時間が長かったのが残念だった。スピード提供が売りのはずなのだが。まぁ、オープンしたばかりなので大目に見ようとは思う。今後に期待したい。

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