「内地の味」で攻略

 セブン-イレブン・ジャパンは7月11日、唯一の「空白県」だった沖縄県に進出した。これで全47都道府県への出店を果たした。那覇市や糸満市などに14店を同日に同時オープン。1973年の創業以来、約46年をかけて全都道府県への進出を果たした。沖縄県では今後5年間でおよそ250店の出店を目指す。

 進出に合わせて、沖縄県の浦添市に弁当や総菜の専用工場、うるま市にデザートの専用工場をつくった。

 セブンは「内地の味」を重視するという。7月11日付朝日新聞デジタルによると〈セブンが約1万人を対象に実施したアンケートで「沖縄の味」よりも「内地の味」を求める声が強かったためだ。タコライスなどのご当地メニュー13品も扱うが、弁当など多くの品ぞろえは本州などと同じにしたという〉。

 一方、既に沖縄県に進出しているファミリーマートローソンは「沖縄の味」で対抗する。ファミマは87年、ローソンは97年にそれぞれ沖縄県に初進出。現在、ファミマは約330店、ローソンは約230店を展開する。それぞれ、沖縄ならではの食材を使った商品を充実させて「沖縄の味」を前面に押し出している。

 セブンは沖縄県ではファミマとローソンに遅れを取っているが、5年で250店を出すという急拡大で追い上げたい考えだ。