50億円超を調達

 くら寿司の米国法人であるくら寿司USAは8月1日、米ナスダック市場に上場した。取引初日の終値は19.61ドル(約2100円)と、公開価格を40%上回った。上場で調達した50億円超を原資に全米で出店を加速させる。

 日本の外食チェーンがこれまでに米国で新規株式を上場したのは、「いきなり!ステーキ」を展開するペッパーフードサービスが米預託証券(ADR)で上場した例があるが、現地法人の株を上場したのはくら寿司が初めて。

 くら寿司は2008年にくら寿司USAを設立。09年に西部カリフォルニア州に出店した。米国では今年6月末時点で21店を展開する。

 上場により米国での認知度と信用度を高めて条件の良い立地を確保したり、優秀な人材を獲得したい考えだ。それにより出店を加速させる。

 ステーキチェーン「いきなり!ステーキ」の苦戦が続いている。既存店売上高は8月まで17カ月連続で前年割れだ。直近決算では大幅減益となった。苦戦の理由として「家族連れに好かれていない」ことが挙げられる。それはなぜか?