筆頭株主に

 紳士服大手のコナカは9月2日、服飾雑貨のサマンサタバサジャパンリミテッドの株式31.3%を取得すると発表した。コナカの湖中謙介社長が所有する株式をコナカが取得し、サマンサを持ち分法適用会社にする。

 9月末に湖中氏が保有する株式すべてを取得する予定。サマンサ創業者の寺田和正氏と並ぶ筆頭株主になる見通し。

 湖中氏は6月21日付けで寺田氏が保有する62.6%の株式の半分を約34億円で取得し、寺田氏と並ぶ筆頭株主になった。コナカはサマンサへの出資が企業価値の向上につながると判断し、今回の株式取得を決めた。紳士服需要が低迷するなか、シナジー効果を見込み、新たな需要を掘り起こす。

 サマンサは2019年2月期業績で売上高が前の期比13.7%減、最終損益は3期連続の赤字に陥るなど経営立て直しが急務となっている。

 一方、コナカは18年9月期業績で売上高が前の期比4.4%減、最終損益は赤字に陥るなど苦戦が続いている。足元の19年9月期第3四半期(18年10月~19年6月)業績も前年同期比で減収減益と苦戦しており、業績悪化に歯止めがかからない。

 生産年齢人口の減少や、オフィスにおける制服のカジュアル化などでスーツの需要は減っており、紳士服業界は厳しい状況に置かれている。加えて、コナカはスーツ以外の事業の育成が遅れている。