8年ぶりに会長に復帰

 居酒屋大手のワタミは10月1日、創業者である渡辺美樹取締役が8年ぶりに代表取締役会長に復帰する人事を実施した。最高経営責任者(CEO)も兼務する。社長は清水邦晃氏が続投し、新たに最高執行責任者(COO)を兼ねる。

 渡辺氏は1984年にワタミの前身を創業した。2009年から代表取締役会長に就き、11年の東京都知事選に出馬するため退任。落選後の12年には常勤の取締役として復帰した。その後、参院選に立候補するため、13年にワタミの全役職を退いた。参院議員の任期を終え、19年7月に取締役に就き経営に復帰していた。

 ワタミは、過酷な労働を強いる「ブラック企業」と批判されたこともあり、一時は営業赤字に陥るなど不振に陥ったが、祖業ブランドの「和民」を鶏料理をメインに据えた居酒屋に転換し、業績は回復基調にある。

 ステーキチェーン「いきなり!ステーキ」の苦戦が続いている。既存店売上高は8月まで17カ月連続で前年割れだ。直近決算では大幅減益となった。苦戦の理由として「家族連れに好かれていない」ことが挙げられる。それはなぜか?